未来創造
心をつなぐ集会 そして、放課後に響く声 ― ある日の学びの風景から ―
5月1日(木)、7限の特別活動の時間に、中学未来創造コース1~3年生合同の学年集会が行われました。最初のテーマは、今年度実施される1~3年合同の校外学習「大阪・関西万博」への参加についての説明でした。全員で一緒に出かける初めての行事ということもあり、生徒たちの表情には期待と少しの緊張が入り混じっていました。
続いて行われたのは、先日実施された「閑谷研修」のオリエンテーションに関する表彰。全班の中で最も得点が高かった班が発表され、代表生徒には大きな拍手が送られました。努力を重ねた成果が全体の前で称えられ、生徒たちの学びのモチベーションもさらに高まった様子でした。
集会の後半では、「岡山空襲」に関する平和学習の準備として、学年混合の班で折り鶴を折る活動を行いました。大風主任からは、「一羽一羽に気持ちを込めて折ることが大切です」との言葉があり、生徒たちは静かに紙と向き合いました。自然と生まれる「ここをこう折るんだよ」「一緒にやろうか」といったやりとりの中には、先輩が後輩を導く優しさがにじんでおり、学年を超えたつながりが感じられる時間となりました。
また、その日の放課後、校舎内には朗読の声が響いていました。教室をのぞくと、国語の音読練習に取り組む生徒たちの姿がありました。教科書の一節を何度も繰り返し、丁寧に読む声には、自分の言葉で作品の世界を伝えたいという思いが込められていました。日々の学びが放課後にも静かに息づいている、そんな姿に心が温まります。
こうした日常のひとつひとつが、生徒たちの成長を支え、学校全体の温かな雰囲気をつくり出しています。