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学校長あいさつ

秋山圭子校長

就実中学校・高等学校は、今年で創立119周年を迎えます。1904年(明治37年)、当時、日露戦争が勃発し、多くの男子が戦地に赴く中、残された女性が高い教育を受け実力をつけなければ、日本を守ることができないという使命感に燃えた22名の地元の名士の方々によって設立された岡山実科女学校が就実のはじまりです。その後、105年間の長い女子校としての歴史に終止符を打ち、2009年(平成21年)より男女共学の学校となり、今年で共学14年目を迎えています。

建学の精神は、「華を去り、実に就く」という言葉を表した「去華就実」です。校名でもある、この言葉には、「華やかさに流されることなく、堅実に自己の内面を磨き、社会に役立つ人になる」という強い思いが込められています。そして、現在では、様々な教育活動の中で「誰かのために役立ちたい、皆を笑顔にしたい」という思いが「就実マインド」として多くの生徒たちに脈々と受け継がれています。

本校では、2015年度から導入していたiPadに替えて、昨年度入学生よりChromebookを一人1台所持しており、第1体育館を含む全館全室に整備されたWi-Fi環境のもとで端末を活用しながら様々な教育活動を行っています。さらにEdTechの活用により、コロナ禍においても学びを止めることなく、一人ひとりに最適な学びを実現する一方で、学校という場でなければできないリアルな体験を尊重し、デジタルシティズンシップ教育を通して「21世紀型スキル」を育成するとともに、DX(デジタル・トランスフォーメーション)が加速する社会にも対応できる人材の育成をめざします。

生涯の学びの礎を築く

「Society5.0」の超スマート社会において、台頭するAIに翻弄されない人間としての価値をもつためには、学校を卒業した後も生涯にわたって学び続けることが必要になります。就実では、生徒が主体的に学び探究していく力を育成するために、ICTの効果的な利活用スキルを磨くことで、本質的に学ぶ姿勢を基礎から確立してまいります。

生涯の友を慈しむ

中学・高校6年間をともに過ごした仲間は一生涯の友であり、人生における最高の宝物です。学校行事や部活動、ボランティア活動など、かけがえのない時間を共有する中で、悩みを打ち明け、ともに試練を乗り越え、また喜びを分かち合う、素晴らしい友との出会いを通して、互いに切磋琢磨することで、人としての成長を促します。

無限の可能性を拓く

皆さんの中には、自分でも気づかない未知なる無限の能力が秘められています。この能力を引き出すためには、自分の長所や興味関心事を見つめ直し、志を立てることが必要です。その志に向かって、失敗を恐れず勇気をもって果敢に挑戦していくために、私たち教職員は皆さんを生涯にわたり誠心誠意、支援してまいります。

学校長 秋山 圭子