​第3回就実クリスマスレクチャー開催

[2017/12/22] 

12月14日、テスト返却日の午後、化学室で実験講座が開かれました。
対象は全コースの高校生で、昨年度に続き本校で化学を教えてくださっている根木先生を講師に迎えて「自分だけの染料を作って染色に挑戦!」をテーマに楽しい実験を体験しました。
クリスマスレクチャーとは、1825年に英国の科学者マイケル・ファラデーが始めたもので、クリスマスの季節に今も行われている伝統ある科学講座です。
染色の歴史は古いけれども、19世紀に最初の合成染料を作ったのは18歳のパーキン少年だったという話から、ジアゾ染料の発見者もインジゴの合成で有名なバイヤーもみんなリービッヒ(冷却器で有名)の弟子という科学史の話から始まりました。教科書通りのアゾ染料(朱色)以外に講師の先生の工夫で黄色い染料も完成。透明の溶液につけた布や糸が赤や黄色に染まる瞬間は歓声があがっていました。2-ナフトールからの染料はセルロースが染まりやすいのでガーゼを、フェノールはセルロースも毛糸も皮も向かなくて、アクリル毛糸とポリエステルの綿を染めてみました。アクリル毛糸は少しまだらになることから、染色というのは素材との相性が難しいことを実感しました。
今回使用した薬品は強酸・強塩基だったのでもちろん保護眼鏡をかけてもらいましたが、みんな不思議な衣装ですね。染色なので就実のかわいい(かっこいい)制服が汚れては大変と部屋の中だけどレインジャケットを着てもらいました。
染色が発達した裏には、素材である布をきれいにしなくてはならないと漂白の技術も進んだそうです。
日本の誇る技術のアロンアルファ、接着の技術の開発の裏では何が開発されたと思うと聞かれ、誰も答えられませんでした。「せっかく作ったアロンアルファも容器にくっついたら困るから接着しない技術が開発されたわけです。」科学技術の開発というのは二面性があるという授業では聞いたことのない話も聞けて、実験だけでなく科学の奥深さを知ることのできる有意義な文化講座でした。
全員が次回の企画にも参加したいと感想を寄せてくれました。
今回は参加者のほとんどが三年生です。昨年楽しかったのでと参加してくれた生徒も多く、就実の伝統行事になってきています。スタッフはすでに、来年のクリスマス講座の企画の相談を始めています。
今回、参加できなかったみなさんも、来年はぜひいらしてください。
​第3回就実クリスマスレクチャー開催

今日の実験名人、根木先生。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

実験材料が並んでいます。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

まず、薬品を正確にはかるところから始まります。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

薬包紙の使い方も習いました。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

みんなで複雑な手順を確認。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

完全に溶けたかなあ。慎重に確認。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

透明の溶液にガーゼを入れると・・・・・・→

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あら不思議。ガーゼが朱色に。

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

今日の実験は温度が大切。つねに冷却。 

​第3回就実クリスマスレクチャー開催

慎重な作業が続きます。

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毛糸とポリエステルの綿は黄色に。

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今日の作品集です。

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