新年、明けましておめでとうございます。
私は「1年の中で一番好きな日はいつですか?」と聞かれれば、迷わず「1月1日」と答えます。理由は昨年がどんな1年であったとしても、新しくまた、出直せるような勇気がわいてくる日だからです。 逆に「一番嫌いな日はいつですか?」と聞かれれば、「12月31日」と答えます。その理由は1年を振り返ってみれば、反省することが多く、自分の未熟さが情けなくなるからです。 今、日本で爆発的な人気のアドラー心理学によると、「我々は過去を変える事はできないが未来は自分の考え方ひとつでいくらでも変える事ができる」と、明言しています。 そして私が尊敬する遺伝子の権威、筑波大学名誉教授の村上和雄先生は、「人間は自分では気づいていないが、生まれながらに無限の能力を秘めている。95%の眠っている遺伝子のスイッチをONにできれば、自分が考えていることはすべてできるはずだ」と、今もその研究に全力を尽くしておられます。 私はもう歳をとりましたから、時に弱気になって「もう無理ではないか」と考えることもあります。アドラー心理学によると、弱気になったり、環境や過去の不幸であったことなどを持ち出して、「無理だ、できない」と思うのは、その方が楽だからであって、過去や現在の不幸な出来事、老化さえも、むしろ自分を鍛えてくれるチャンスととらえることで、何歳になっても未来を変える事ができる」と、言っています。 また、遺伝子学では、あるがままの自分を受け入れ、奇跡的に今この世に生かされている自分の存在に畏敬の念を持ち、この世界でたった1つしかない大切な命を最大限に生かしてやろうと思うことで、眠っている遺伝子にスイッチが入り、あなた方の中に潜在している能力が大きく引き出されることが証明されつつあります。 みなさん、もう一度思い出して下さい。我々人間は無力で、太古の昔、恐竜の捕食だったのです。他の動物と比べて最も力の無かった人間がなぜここまで繁栄することができたのでしょうか。 あなた方の中には無限の能力が潜在しており、あなた方はどのような環境であっても、自らの遺伝子にスイッチを入れることで、どのようにでも進化できるという証明でもあります。 今、社会は不安をあおるような情報が溢れています。確かに今後大きな変化が世界中に起きることは間違いありません。しかし、どのような社会になろうとも、あなた方は自らを進化させ、どのような社会にも対応できる能力をすでに持っていることを、どうか忘れず、この奇跡の命を輝かせる努力をしてほしいと願って新年の挨拶とします。
| 日記 | 11:03 AM | comments (x) | trackback (x) |
|